<タレントの卵・営業日記>その11 | キャリアウーマンのそれぞれ -「タレントの卵・営業日誌」連載中-

<タレントの卵・営業日記>その11

これは先日からの「無謀なる野望 」の続きです。


先に序章にあたる部分と、<タレント養成所時代>

<タレントの卵・営業日記>その1 からをお読みになってから、お楽しみ下さい。


(ストーリー順にリンクで続けて読めるようにしてあります)

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そう、あと2~3秒で眠りに落ちる・・・その瞬間に・・・
かずみちゃんのささやくような声が遠くに聞こえたような気がした。



「ぅん・・・ぃや・・・」

ハッとした私は、空耳だろうか?と眠りに落ちる寸前から意識を取り戻した。
眠気には勝てず目を閉じたまま、耳だけが起きている感じになった。

そっと耳をそばだてていると、カサコソと布団の擦れる音が聞こえる。

「ん?!」と思った次の瞬間、朦朧としていた私の意識がす~っと現実世界に引き戻された。





「ダメ・・・みきちゃん、まだ寝てない・・・」

今度はハッキリとかずみちゃんの声が聞こえる。
私が起きてるとマズイことでもあるのだろうか?




「ぁぁん・・・ダメだってば・・・」






Σ(゚Д゚;≡;゚д゚) これ、完全にかずみちゃんの喘ぎ声じゃないの?!
と、経験値の足りない高校生でも、何が起きているのか想像が出来た。


「あれだけ酔っ払ってりゃ、もう寝てるよ」


「んふっ・・・そこはイヤ・・・」


こうなってきたら、いくら眠くて仕方のなかった私でも目が覚めるってばヾ(-д-;)ぉぃぉぃ




布団の動く音や、漏れるようなかずみちゃんの声。
ソファベッドで身動き1つしてはいけないような気がして、私は石の用に固まってしまった。


耳に入ってくる音で何が起きているのか、手に取るようにわかる。
「いや」「ダメ」と言いながら、かずみちゃんは元彼のすることを
完全には拒否していないのも十分にわかった。









今ならわかるのだが・・・


恐らく、聡さんはかずみちゃんの一番弱い部分を熟知していて
頭ではダメだとわかっていても体が拒否出来ないように攻めていたのだろう。
すぐ側に私が寝ているという状況も、聡さんには刺激的だったのかも知れない。




聡さんが仕事に行くまで2時間ほどあるはず。
このまま、2時間起きてるつもりなのだろうか?


そして、かずみちゃんは元彼を受け入れてしまうのだろうか・・・?







久々の営業日記の割りに短いじゃないか?!と思っても 1クリックヨロシク<(_ _*)> (笑)


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