<超現象ー2>
この記事は<超現象ー1>
の続きです。
先にお読みになってから、この記事をお楽しみ下さい。
ストーリー仕立てになっておりますが、こちらは実話です。
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とあるバイト先で知り合った人とファミレスのドリンクバーでお茶してた時のことでした。
仮に「大下さん」としておきましょう。
大下さんとは1年ほど前に知り合って、調度その頃に息子さんを亡くされたばかり
と言う話しは聞いていました。
でも、何故息子さんが亡くなったのかは、聞きそびれてしまって
私は20才の若さで亡くなったと言う事実しか知らなかったんです。
息子さんの年齢でもわかる通り、私よりかなり年上の女性です。
バイト先でも大下さんは年齢を感じさせず、私のことを可愛がってくれましたし
私がバイトを辞めてからも、友達感覚でお付き合いさせてもらっていました。
その日、特別な話しをするためにお茶しようと言った訳でもなく
たまたま時間があったので、久しぶりに会っただけのことだったのですが・・・。
不意に話しを切り出されました。
「ねぇねぇ・・・、変な話しをするって思わないでね?
誰かにちょっと聞いて欲しいな~と思ってたことがあるんだけど・・・。
みきちゃん、聞いてくれる?」
それまでお互いの近況報告などをしていた時とは雰囲気が全く違いました。
大下さんの思い詰めるような言い方に、私は「うん」としか言えませんでした。
大下さんの話しを要約すると、亡くなった息子さんが側にいるような気がすると言うこと。
息子さんが生前使っていた部屋の電気が勝手についていたり
夜中に台所へ降りると、消したはずの電気がついていたり・・・
いわゆる怪現象が起きているのに、大下さん自身は全く怖いと感じないらしい。
「これって、絶対に息子の仕業だと思うのよ」
霊現象について、全く知識のない私でも「怖くないと言うことは身内関係の現象だなあ」と言うことはわかりました。
「でも・・・それだけ自分の存在をアピールしてくるってことは
息子さんは何か言いたいことがるのかも知れないねぇ?
何か、この世に未練でもあるのかなあ?」
「やっぱり未練あるって、思う・・・・?」
私は大下さんの言い方に、何か引っ掛かるものを感じました。
普段は、比較的直球な物の言い方をする人なのに、何か遠回しな言い方をすることに
今思えば、妙な違和感を感じたのかもしれません。
「あのぉ・・・今まで1回も聞いたことなかったんだけど・・・
息子さんの死因って何だったの?
年齢から考えて、交通事故か病気だと思ってたんだけど・・・。
言いたくなかったら、無理には聞かないけどさ。」
私がこんなに遠慮がちな聞き方をすることの珍しい話しです。
大下さんとは直球の投げ合いのような会話をするのが普通でしたから。
でも、何故か、息子さんの死因だけは聞きそびれていたんです。
息子さんが亡くなってすぐの頃に大下さんと知り合ったと言うのもあるのですが
自分から話さないことを無理矢理聞き出す必要を感じなかった、というのが一番の理由でした。
でも、大下さんの家で起きる怪現象には、息子さんの死因が関係あるかもしれない・・・
私は直感的にそう思ったので、聞いてみることにしたのでした。
「あれ?言ったことなかったっけ?」
「うん、なんとなく聞きそびれてたと思う(笑)」
「みきちゃんには、とっくに話したと思ってたんだけど(笑)」
「大下さんが自分から言ってくれないから、わざわざ聞かなかっただけ。
無理に聞く必要もなかったしね。
思い出したら、悲しくなるのはわかってたし・・・。」
大下さんは私がとっくに知っていると思い込んでいたようでした。
笑顔で話していた大下さんが突然、真顔になりました。
「実は・・・息子は自殺だったのよ・・・」
「( ̄△ ̄;)エッ・・?なんでまた・・・?」
突然の告白に私は絶句してしまいました。
いくら言ったと思い込んでいたとしても、大下さんもそんな話しをしたくはなかったでしょう。
知らなかったとはいえ、申し訳ない質問をしてしまった・・と後悔してしまいました。
でも、つい口を突いて出た「なんでまた」という言葉を受けて
大下さんは話しを続けてくれました。
「遺書もなかったから、本当の理由はわからないのよ。突然だったしね。
その時同棲してた彼女の職場の近くの公園で、首を吊っちゃったの・・・。」
大下さんが話し終えたその時でした。
突然、私の首筋あたりに、例のゾワゾワ感がやってきました。
ファミレスの雑踏の音もハッキリ聞こえています。
目の前に座っている大下さんも見えています。
そんな私の頭の中に1つの映像が飛び込んできました。
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